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五山の送り火ってどんな行事?2020年度の実施状況も紹介

こんにちは、京都在住のmanaです!

今回は京都の夏の風物詩、五山の送り火についてご紹介します。

五山の送り火はただ山に火をたくだけでなくちゃんとした意味があるんです。
五山の送り火とはいったいどんな行事なのか、2020年度はどのように実施されるのかを解説していきます。(京都観光Naviを参考にしました)

 

 

 

五山の送り火とは?

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photo credit: izunavi 五山送り火|Gozan no Okuribi via photopin (license)

五山の送り火は毎年8月16日の夜に行われる京都の伝統行事であり、祇園祭と合わせて今日の夏の風物詩でもあります。

 

山に文字や鳥居などの形に火がともされていきます。
東山では大、松ヶ崎では妙法、西賀茂では舟形、大北山では左大文字、嵯峨では鳥居形に火がともされます。

順に火がともされていき、点火時間はそれぞれ30分ほどです。

五山の送り火に関連して嵐山や広沢池では灯篭流しも行われています。
※2020年度の灯篭流しは中止となっています。

 

五山の送り火の目的は?

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photo credit: izunavi 五山送り火|Gozan no Okuribi via photopin (license)

五山の送り火の目的はお盆に還ってきた精霊を冥府に送ることです。
京都に住む人たちは五山に点火をすることでご先祖様たちの霊を見送っているのです。

五山の送り火では先祖の霊や生存する人たちの無常息災の願いを記した護摩木を焚く慣習もあります。
※2020年度は護摩木の受付はありません。

 

2020年度の五山の送り火の実施状況は?

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photo credit: izunavi 五山送り火|Gozan no Okuribi via photopin (license)

新型コロナウイルスの影響で京都の伝統行事の中止が相次いでいましたが、五山の送り火は中止ではなく縮小開催という形になりました。

五山での点火数が減らされ、右大文字が6か所、鳥居形が2か所、その他では1か所のみの点火となります。

文字や形は判別できないうえ、遠くからでは点火していることすらわからないような形での開催となります。

また、護摩木の受付や関連行事である灯篭流しは中止となりました。

このような縮小開催の理由としては見物客や開催者側の密接を防ぐためとされています。

 

終わりに

今回は五山の送り火や2020年度の実施状況について解説しました。

残念ながら2020年度は縮小開催となってしまいましたね。
数は少なくても点火はされるようですが、それを大勢の人が見に行ってしまっては規模を縮小した意味がなくなってしまいます。
2020年は点火を見に行くことはせず、家でご先祖様の霊を見送ることにしましょう。

五山の送り火について詳しい情報はこちらをご覧ください。
京都五山送り火「どんな行事?」|【京都市公式】京都観光Navi